普段、私たちは特に意識せずに呼吸をしています。
しかし、「呼吸が浅い」「なんだか息苦しい」と感じるときはありませんか?
実はその原因のひとつが、座り方にあるのです。
① 呼吸と姿勢の関係
呼吸をするとき、人の胸やお腹はふくらみます。
このとき、背骨や肋骨がスムーズに動けることが深い呼吸には欠かせません。
ところが…
椅子に浅く腰かけて背中が丸くなった姿勢では、肋骨や背骨の動きが制限されてしまいます。
その結果、胸やお腹のふくらみが小さくなり、呼吸が浅くなるのです。
★ 背中が丸い姿勢 → 肋骨が動かない → 酸素が入りにくい
★ 骨盤が立った姿勢 → 胸やお腹が広がる → 深く呼吸できる
② 「骨盤を立てる」と呼吸が変わる
骨盤を立てて背筋が自然に伸びた姿勢をとると、
肋骨まわりやお腹に**余裕(スペース)**が生まれます。
胸が上下に広がりやすくなり、お腹の奥まで空気が入りやすくなる状態です。
まるで風船をしっかり膨らませるように、深くスムーズな呼吸ができるようになります。
③ 呼吸は「気持ち」にも影響する
浅い呼吸が続くと、体に力みが出やすくなり、
・疲れやすい
・集中力が続かない
・ストレスを感じやすい
といった状態につながります。
逆に深い呼吸ができると、全身の緊張がほぐれやすくなり、気持ちが安定します。
「なんだかリラックスできないな」と感じるときこそ、
姿勢を整えて深呼吸してみましょう🌿
④ 呼吸を深くする“3つの座り方ポイント”
1️⃣ 骨盤を立てる
椅子に深く腰かけ、お尻の下にある骨(坐骨)が立つように意識します。
これが背筋を自然に伸ばすための土台になります。
2️⃣ 足をしっかり床につける
足が宙に浮くと腰が安定せず、背中が丸くなりやすくなります。
座面の高さを調整して、両足がしっかり床につくようにしましょう。
3️⃣ 肩と首の力を抜く
背筋を伸ばそうと力を入れすぎると、逆に呼吸が浅くなります。
肩の力を抜き、胸を軽く開くイメージを持ちましょう。
★ 背筋は「ピンッ」ではなく「スッ」と伸ばす感覚が理想!
⑤ まとめ:座り方を変えるだけで呼吸も変わる
座り方を少し意識するだけで、
・呼吸が深くなる
・酸素の取り込みが増える
・気持ちが落ち着く
という変化が起こります。
深い呼吸は特別なトレーニングではありません。
今日からぜひ、「座り方」と「呼吸」の関係を意識してみてください。
★ 正しい姿勢は、深い呼吸と心のゆとりをつくる第一歩です。 🌿


























































